「ピザ」と「ピッツァ」は実は違う食べ物!
大人も子供もみんなが大好きなピザ。チーズがトロ〜リ溶けて美味しいですよね♪
そんなピザを、なんだかおしゃれに「ピッツァ」なんて呼んでることもありますね。
たとえばイタリアンレストランとか。
でも実は「ピザ」と「ピッツァ」は全く別物って知ってました?
「ピザ」と「ピッツァ」は味も違うし、見た目も食べ方すらも全く別物!
今回は「ピザ」と「ピッツァ」の違いをわかりやすくご紹介しますね!
「ピザ」と「ピッツァ」の4つの違い
ピザとピッツァの違い1:発祥のルーツ
厳密に言うと、「ピザ」と「ピッツァ」は元々は一緒の食べ物が土台とされています。
土台とされるのは「丸くて平べったいパン」。
この「丸くて平べったいパン」を16世紀ナポリでは、ギリシャ移民がお店や屋台でガーリックとラードを乗せて売っていました。このころにはまだ、チーズをトッピングする文化はありませんでした。
その後は諸説ありますが、トマトが使用されるようになり、トマト、オレガノ、ニンニク、オリーブオイルを使った最古のナポリピッツァ「マリナーラ」に発展していきます。
ナポリではその後、イタリアの国旗を模したピッツァ「マルゲリータ」も誕生し、「丸くて平べったいパン」はピッツァとして根付いていきました。
▽マルゲリータって実は人の名前だったんです!由来や豆知識についてはこちら▽
一方、「ピザ」は、比較的最近の19世紀後半にイタリア移民がアメリカ合衆国に持ち込んだのが発祥とされています。
シカゴやニューヨークなどで専門店ができ、イタリアとは違った独自の進化を遂げていきます。
その後、ハンバーガーやホットドックとともに、アメリカを代表する国民食に発展していきました。
なんとなく、「ピッツァ」と聞くと「イタリア、イタリアンレストラン」、「ピザ」と聞くと「デリバリー、アメリカ」を連想するのは、それぞれの発祥のルーツが関係していたんですね。
ピザとピッツァの違い2:焼き方
「ピザ」と「ピッツァ」は焼き方にも大きな違いがあります。
まず、イタリア発祥の「ピッツァ」は石窯で焼き上げます。薄生地で表面はカリカリ、中は水分が含まれてもっちりとした仕上がりが特徴です。
そしてピッツァは「生地を楽しむ食べもの」とされ、具材がとてもシンプルなこともピザと違う点ですよ。
それに対して、アメリカで進化した「ピザ」は、オーブンで焼き上げます。
ふっくらとしたパンのような生地でふわふわとした仕上がりが特徴。
ピザは「具材を楽しむ食べもの」とされ、ピッツァとは違い、たっぷりと色々な具材をトッピングします。
ピッツァは石窯、ピザはオーブンで焼き上げると言う焼き方の違いでした。
ピザとピッツァの違い3:食べ方
「ピザ」と「ピッツァ」の食べ方も全く違います。
「ピッツァ」は1人1枚食べるのが普通で、複数人でシェアしたりはしません。
そのため、ピッツァは切り分けられて出てくることがなく、自分で食べる分だけ切って食べます。
また、ピッツァは手づかみではなく、ナイフとフォークを使って食べるのが一般的。
▽ピッツァの正しい食べ方やマナーについては、こちらにまとめています▽
「ピザ」は日本でもよく見かけるように、大勢でシェアして食べるのが一般的です。
1人1枚食べるということがほとんどないので、あらかじめピザカッターでカットされて出てきますね。
また、ピザは道具を使わずに手づかみでつまんで食べるのが一般的です。
ピザとピッツァの違い4:サイズ感
「ピッツァ」は一人食べきりサイズのため、ピザに比べると小型です。直径20センチ〜24センチくらいが一般的。
焼きたてのピッツァは、熱々のうちに食べるのがマナーなので、大きすぎると食べ切る前に冷めてしまうのです。
「ピザ」はピッツァに比べるとかなりビッグサイズ。
複数人でシェアするのが一般的なので、直径50センチくらいのビッグサイズのピザもあります。
さすがアメリカ発祥のピザ、豪快ですね。
「ピザ」と「ピッツァ」どちらがお好き?
いかがでしたか?
今までなんとな〜く、同じようだけど違うような気がしていた「ピザ」と「ピッツァ」の違いがはっきりわかりましたね。
あなたは「ピザ」と「ピッツァ」のどちらがお好きですか?
日本でアメリカ風の美味しいピザを食べるなら、やっぱりピザーラやドミノピザなどの宅配ピザですよね!
大勢でワイワイパーティーするのも楽しそうです。
ピッツァはイタリアンレストランやピッツァリアに行くと食べられますね!
石窯でピッツァ職人が焼いてくれるのを見るのもまた楽しいです。
ピッツァを自宅まで配達してほしい!という方は、ナポリピッツァデリバリーのサルバトーレか、本格ナポリピッツァの冷凍がオススメですよ。
「ピザ」と「ピッツァ」の違いを1枚のイラストで表したものが的確でかなりわかりやすかったのでシェアします。
「ピザ」と「ピッツァ」って実は違う食べ物だったんです。 pic.twitter.com/sBigJ5hxcM
— なぐも@3/24砲雷蓼科(長野) (@nagumon) 2016年8月5日
「アメリカ風なのがピザ」「イタリア風なのがピッツァ」
なんてわかりやすい。
いろいろと解説しましたが、一言で言うとコレに尽きるかもしれないですね笑
あなたも、今回ご紹介した違いを意識して、これからは「ピザ」と「ピッツァ」を使い分けてみては?