今、世の中の自粛ムードの高まりもあり、自宅で「おうちご飯」をする機会が増えていますね。
というわけで4〜5月あたりから、冷凍ピザがかなり熱い!
次々に新商品が発売されたり、新規事業で参入するお店も増えています。
そんなブームの高まりの中、注目されているのが急速冷凍庫「ブラストチラー&ショックフリーザー」です。
焼き上がった熱々のピッツァを一気に急速冷凍できるため、美味しさを逃さず、雑菌から食品を守れるスグレモノ。
なにより、この「ブラストチラー&ショックフリーザー」の登場により、普段は冷凍ピザを提供していなかった有名ピッツェリアなども、冷凍ピッツァを全国へ提供できるようになりました。
これがここ最近の、冷凍ピザのレベルの高まりに影響しています!
今回は、株式会社ツジ・キカイの川越ラボにお邪魔させていただき、実際に急速冷凍庫「ブラストチラー&ショックフリーザー」を体験してきました!
冷凍ピッツァが生まれる様子を、ぜひ最後までご覧くださいね♪
初来訪!ツジ・キカイラボ
まずツジ・キカイラボに到着すると目に入ってきたのが、時間や条件別に冷凍されたピッツァです。
数日前に冷凍されたピッツァ、焼き上がり後すぐ冷凍されたピッツァ、常温で30分冷まし冷凍されたピッツァなど様々。
本日の食べ比べ用に、あらかじめピッツァが冷凍され準備されておりました!
なんだかワクワクしてきます。
さて、この日のタイムテーブルは、以下の3工程です。
急速冷凍庫の体験工程
- ピッツァを焼く!
- ブラストチラー&ショックフリーザーでピッツァを急速冷凍!
- 冷凍したピッツァを作り試食(条件別にいろいろ食べ比べ)
ブラストチラー&ショックフリーザー体験、楽しみですね〜!
フリーザー体験スタート!まずはピッツァを焼く!
何はともあれ、まずはピッツァを焼いていきます。
なんと今回ピッツァを焼いてくれたピッツァ職人は、東京・鮫洲 の「Bakka M’unica(バッカ ムニカ)」の硲 由考さん。
プロのピッツァ職人が作るピッツァが食べられるなんて、それだけで来てよかった笑
普段、慣れ親しんだ自分のお店の窯とは違うのに、慣れた手つきでピッツァを作る姿はめちゃくちゃかっこいいですね!焼きあがったピッツァも美味しそう!
さっそく熱々ピッツァをいただきたいところですが、この日の目的はフリーザー体験ですから…。
さっそく本日の主役「ブラストチラー&ショックフリーザー」でピッツァを冷凍していきますよ!
ブラストチラー&ショックフリーザーでピッツァを急速冷凍!
こちらがツジ・キカイの「ブレッド&スイーツ用ブラストチラー&ショックフリーザー ツインパティ(Twin Patty)」!
上下2段になっていて、お店の使用用途により自由自在に急速冷凍庫と急速冷蔵庫をカスタムできるのがこのTwin Pattyのすごいところ!
温度設定も自由自在です。
たとえば、上段は急速冷凍庫、下段は急速冷蔵庫のように、自由に使い分けできます。
ラボでは上段は急速冷凍庫に設定されていました。冷凍庫を開けると、そこはマイナス35℃の世界…!冷えっ冷えです。
こちらに先ほど焼いた熱々のピッツァを投入し、フタを閉めて20分ほど待てば冷凍ピッツァが完成するとのこと!めちゃくちゃ早いですね!
待つ間に次々とピッツァを焼き、次々とブラストチラー&ショックフリーザーへ投入!
ピッツァを投入する瞬間、内部の温度が一瞬あがりますが、そんなことはなんのその。奥のファンが急速に熱気を吸い込み、あっという間に内部を冷やすので全く問題なし。
次々と焼き上がったピッツァを投入してOKだそうです。
すげぇぞブラストチラー&ショックフリーザー!
最後は、完全に凍結された冷凍ピッツァは脱気パックすれば…、
ジャジャーン。
冷凍ピッツァの完成です!!
うぉ。これうちの冷凍庫でよく見る状態の冷凍ピッツァです。笑
冷凍ピッツァ試食!条件別に食べ比べる!
いよいよ、冷凍ピッツァの試食です。お腹すいたぜ!笑
事前に準備された冷凍ピッツァや、先ほど冷凍したばかりの出来たて冷凍ピッツァを順番に焼いて次々と試食していきました。
冷凍ピッツァを焼く工程は、実際は自宅で行うことになるため、家庭用オーブントースターや家庭用フライパンで調理していきます。
ツジ・キカイのスタッフの方々のおすすめはフライパン調理!
フライパン調理は底がパリっと仕上がるんですよね!
こちらは定番のオーブントースター調理!
私は普段ほぼこれ一本。一番手軽でラクチンな調理方法ですね。
私は日常的にフライパンやオーブントースターで調理しておりますので、焼き方で食べ比べた違いは想像通りといったところ。
オーブントースターはカリっと香ばしく焼け、フライパンは裏面がパリッとしつつ、中はじんわり熱が加わりしっとりフワッとした食感に。どちらが良いかは完全に好みでしょうか。
それよりも、条件別に冷凍された冷凍ピッツァを食べ比べて「冷凍技術すばらしい!」と感じたポイントが2つありました。
2つのすばらしかったポイント
- わずか20分で凍結させるため水分が保たれていた。
- 冷凍してから時間経過しても、ピッツァの美味しさはキープできていた。
ツジ・キカイのブラストチラー&ショックフリーザーを利用すれば、わずか20分で冷凍できるため、出来たて熱々ピッツァの水分を飛ばさずに味と香りを閉じ込められます。
通常、パンなどをラックで冷ます時は、冷めるまでに時間がかかるため、パンの中の水分が気化して飛んでしまいパサパサで香りの悪いものになってしまいます。
今回体験した冷凍ピッツァの冷凍工程にはそんな魔の時間はありません。あっという間に冷凍されてしまいました。ブラストチラー&ショックフリーザーすごいですね。
また、ピッツァは焼き立てが美味しいのはあたりまえ。従来ピッツェリアのナポリピッツァを自宅で食べるにはテイクアウトが主流。自宅で食べる頃には冷めちゃうのが残念なところでした。
しかしこのブラストチラー&ショックフリーザーで冷凍してしまえば、時間経過しても、ピッツァの美味しさがキープ。食べる直前に温めるだけで、焼き立ての風味が蘇ります。
これでもう自宅では、いつでも熱々ピッツァを食べることができますよね!
【まとめ】ブラストチラー&ショックフリーザー体験
いかがでしたか?
昨今の自粛ブームの高まりの中で「ブラストチラー&ショックフリーザー」が注目される理由がわかりましたね。
このフリーザーを利用すれば、ピッツェリアは窯焼きピッツァの美味しさをそのまま自宅に届けられます。
また我々消費者は、窯焼きピッツァの美味しさをそのまま自宅で食べられるようになるのです。
まさに私が先日食べた名古屋の名店「チェザリ」の冷凍ピッツァは、ツジ・キカイの技術によって作られています。チェザリの激ウマレビューは「【世界チャンピオン監修】チェザリの冷凍ピザ「匠ピッツァ・トリュフ&ポルチーニ」牧島昭成氏の技を味わう!」をご覧くださいね。
ピッツァを冷凍できれば、チェザリのようにクール便で全国配送が可能になります。
フリーザーの進歩により、全国のあらゆるお店から冷凍ピッツァを取り寄せられるようになる…日も近いかも!?
ツジ・キカイの皆さま、貴重な体験をありがとうございました!!
おまけ
今回、一緒にツジ・キカイの体験会に参加したメンバーと記念撮影♪
冷凍食品ジャーナリストの山本純子さん(冷凍食品エフエフプレス)
「冷凍王子」でTVで活躍中の西川剛史さん(Vefroty)
ピッツァ職人の硲 由考さん(Bakka M’unica(バッカ ムニカ))
株式会社ツジ・キカイの山根証社長・山根琴江さん、井上暁彦さん
感染対策と食品を取り扱うということでマスクのままパシャリ。
それでは!
訪問企業: 株式会社ツジ・キカイ
所在地:〒350-0833 埼玉県川越市芳野台1-103-11(本社+川越ラボ)
連絡先:TEL. 049-225-5005 FAX. 049-225-5008
代表者:代表取締役社長 山根 証
設立:1948年(昭和23年)12月28日
事業内容:食品(パン・菓子)の新製法の企画・開発、製菓製パン機械・フードサービス機器の企画・開発・製造・販売、製パン製菓技術指導、ピッツァ関連機器の開発・製造・販売、以上の事業にかかわる機器の輸入及び販売、以上の各項に付帯する一切の業務
主要商品:パン、スイーツ、ナポリピッツァ、ドーナッツ用機器
公式サイト:https://tsuji.co.jp/