手軽にパパっと食べられる冷凍ピザは近年人気がありますが、特に一人暮らしの方や主婦の皆さんから人気です。
しかし、冷凍食品と言うとあまり美味しく食べられないイメージがあるかもしれません。
各冷凍ピザには調理マニュアルがありますが、あくまでもマニュアルはマニュアルとして参考にしつつ、一手間加えることで、さらに美味しく作れるポイントがあります。
今回は冷凍ピザの美味しい作り方についてお話ししたいと思います。
さらにピザの美味しい食べ方もご紹介しますね。
美味しい冷凍ピザの作り方
自然解凍◎
実は冷凍ピザは自然解凍をしてから調理するのが、1番美味しく食べられるんです。
少し手抜きに思われるかもしれませんが、この手抜きに思えることが、冷凍ピザを美味しく食べるポイントです。
その理由は、冷凍した食品の作りにあります。一度冷凍した食品というのは、いきなり加熱すると急激に温度が上がり、食材の細胞が壊れ、旨味が逃げてしまうんです。
なので、少し時間をかけてでも、自然解凍してから調理したほうが、美味しく食べることができます。
(1)自然解凍をする時は必ず室温で
早く解凍させたいからといって、外にだすのはNGです。
(2)解凍時間は2~3時間がベスト
これは、季節や住んでいる地域によって異なります。
(3)解凍できているか確認する際は、ピザの中央部分を見る
ピザは中央付近に具が多く並んでいて、端は少ないので、端の方から解凍されていくと言えます。よって、ピザの中央部分が解凍されている場合は、それ以外も解凍されているといえるからです。
豆知識本当に解凍されているか確かめる時は、爪楊枝を使うのが効果的です。ピザの中央部分に爪楊枝を刺して、硬かったら解凍できていない証拠ですし、すんなり刺せたら解凍完了の合図です。
電子レンジ△
電子レンジでピザを食べるのはあまりおすすめできません。
理由を説明しますね。
(1)外側がパリッとならずに、シナっとなってしまう
なぜなら、電子レンジでは美味しく温まらないからです。まず、電子レンジの仕組みを考えてみましょう。
電子レンジは、電磁波によって水分子を振動させ、その摩擦で熱くするというものです。ですので、電子レンジで温めると、蒸されたようになるんです。
(2)過度に温めると生地が硬くなる
これは、パリッとするということではありません。生地に含まれている水分が熱に奪われてかたくなります。
例えで考えてみると、白いごはんをラップを掛けずに電子レンジであたためすぎると、かたくなり美味しくなくなりますよね。それと同じような感じになるとイメージしてください。
ちなみに、蒸発してしまった水は戻らず、あとから霧吹きをかけても元に戻ることはありません。
豆知識電子レンジは、調理するのに使うのではなく、時短で解凍する時だけ使うのがおすすめです。
オーブントースター○
時間がない時は、オーブントースターを使うことがおすすめです。
オーブントースターを使うと、外側からカリッと温めることができます。
外側はサクッと内側はもちっとした食感を楽しめますし、綺麗な焦げ目をつけることもできるので、見た目も良くなります。
美味しく食べる手順をまとめました。
(1)4分程度オーブントースターを予熱する
これは、大きなポイントです。まだ冷たいトースターにいれてしまうと、焼けることは焼けますが、予熱してから焼くほうが美味しく綺麗に焼くことができます。
(2)ピザのコルニチョーネ(縁)の部分を軽く濡らす
これをするだけで、全然違います。食感をさらに楽しむことができます。霧吹きや、濡らしたキッチンペーパーでピザの端の部分を包むと良いです。
(3)時々回転させてムラがない焼き色にする
ピザの調理時間が5分とすると、2分半焼いて、半回転させると良い具合の焼き色になります。
豆知識まとめると、最も時短ができて美味しくピザを食べられる方法は、合わせ技です!凍った状態でいきなり調理をするのではなく、電子レンジで解凍だけしてから、オーブントースターでカリッと仕上げます。
ピザの美味しい食べ方
次に、美味しいピザの食べ方についてもお話ししますね。
ピザといえばイタリアということで、美味しい食べ方はイタリアにあり。本場イタリアっぽくピザを食べればOKです。
日本でのピザの食べ方は?
日本では、一枚のピザを大人数で囲って食べる習慣がありますよね。
そしてピザのコルニチョーネ(縁)まで残さず食べるのが一般的です。
また、食べるときも取り皿を片手に手で食べることが多いです。
手で食べる時は、ソースなどがたれないように、少し内側に巻いて食べます。
実は一度手に持った食べかけのピザを取り皿に置くのは、本場イタリアではマナー違反です。びっくり。
本場イタリアでのピザの食べ方
本場のイタリアでは一人一枚のピザを完食するのがマナーです。
みんなで分けたりはしません。
また、ピザのコルニチョーネ(縁)を残すこともマナー違反ではなく、一般的に多く見られます。
高級レストランなどでフォークとナイフが出されたら、日本といえどフォークとナイフを使って食べます。
そしてフォーマルな場面はもちろん、家でピザを食べるときも、フォークとナイフを使います。8等分などに切り分けられたピザをナイフとフォークを使って尖った方からコルニチョーネ(縁)の方へ巻いていき、最後に食べやすい一口サイズに切って食べる食べ方です。
またイタリアでは「ピザ」を「ピッツァ」と呼びますが、そもそもイタリア人にとってピザとピッツァは全く別の食べ物という認識。
「ピザとピッツァは違う食べ物!その4つの違いとは?」でまとめていますので、興味のある方はどうぞ。
好きなように食べるのが一番!
イタリア人になり切って食べるのもいいですが、取り皿にピザを置いたらダメって、なんか仰々しいですよね。
コルニチョーネ(縁)が激ウマなピザも多いし、コルニチョーネ(縁)残すのももったいない。
結果、ピザは自分の好きなように思いのまま食べましょう。それが一番の美味しい食べ方です。笑
まとめ
「冷凍ピザの美味しい作り方」と「ピザの美味しい食べ方」いかがでしたか?
外食よりも安く、宅配ピザ1回分のコストで3枚以上が食べられる冷凍ピザ。
「今日夕飯作りたくないな〜」と思ったら、冷凍庫から出してオーブントースターで焼くだけ。自宅で手軽に作れちゃうのが良いですね。
今スーパーやコンビニだけでなく、有名シェフの作った本格冷凍ピザやピザ専門店の冷凍ピザなど、たくさんの本格冷凍ピザが全国から取り寄せられます。
当サイトで全国の冷凍ピザを試食レビューしていますので、参考にご覧ください。そしてぜひ一度お試しあれ。
手始めに美味しいところを選んでみます。
風味豊かな大量のチーズが雪崩になる冷凍ピザ「6種の贅沢チーズピザ」、
芸能人にもファンが多数の有名店で、キノコとチーズの旨味がすごいの冷凍ピザ「キノコとゴーダチーズ」、
などはどうでしょう。お子様にも喜ばれますよ。