今回は、冷凍ピザがぎっしりの我が家の冷凍庫をいろいろと改善すべく、「ぐぐっと時短&もっと絶品! 決定版 感動の冷凍術」を拝読、実生活にていろいろと実践中です!
著者は「冷凍王子」こと、冷凍生活アドバイザー西川剛史氏。
本書は、実際に料理をしていると起こりがちな「この食材どうやって冷凍するの?」「解凍が上手にできない…」などの疑問や悩みを即解決してくれるスグレモノです。
また、冷凍テクニックを駆使した楽チンレシピや、話題の下味冷凍の方法も収録!
今回は主に、私自身が本書を使って生活が激変した3つの良かったことを、実例を交えて詳しくお伝えします!
また、本書掲載のレシピがこれまた楽チンでおいしいので、いろいろと使い倒したくなる一冊でしたよ!
いつもキッチンに置いておいて、毎日の料理のガイドにも使っております。笑
冷凍術とレシピのいいとこどり!116食材・46レシピ収録
まずは本の簡単な紹介から。
本書は、冷凍プロフェッショナルの西川氏が、食材の美味しさや栄養を損なわずに、毎日の調理をめちゃくちゃラクにする冷凍術を多数紹介しています。
画像引用:ベフロティ株式会社ウェブサイト
収録されているのは、116食材!よく使う肉や野菜はもちろん、納豆・もずく・かつお節…なんてものまで。
さらにそれらの食材を使った46レシピ!
レシピまで!?と驚きますが、本書は冷凍術を紹介するだけでなく、冷凍術を使った美味しいレシピまで提案してくれます!
「冷凍術×料理研究家」の知識と技術を併せ持った西川氏ならではの内容ですよね。
「ぐぐっと時短&もっと絶品! 決定版 感動の冷凍術」は、冷凍術とレシピのいいとこどりが詰まった一冊。
実際に試してみるとわかりますが、使える冷凍術も学べて、レシピのレパートリーも増えて2度おいしい。一石二鳥の実用書です!
こんなことがこの一冊でわかる!
本書でわかることは以下の通り。
1、正しい冷凍・解凍テクニック
冷凍術で食材のおいしさや栄養をキープするためには、冷凍の4つの基本ルールを守り、食材に合わせて6種類の解凍方法を使い分けます。
また、包み方や下処理など「なるほど〜!」と感じることばかり。さらに、あると便利な冷凍グッズの紹介と使い方も解説してくれます。
2、話題の下味冷凍&レシピ
あらかじめ食材に下味をつけてから冷凍する「下味冷凍」にはメリットがたくさんあります。冷凍時と解凍時に味が染み込んだり、調理時間が短縮できたり…。
そんな下味冷凍のメリットと、上手に利用するコツやルールをわかりやすく解説してくれます。
また、下味冷凍を使ったオリジナルレシピも満載です。
下味冷凍を使ったレシピ(一部)
- チキンのローズマリーソテー
- タンドリーチキン
- さばの味噌煮
- 豚の生姜焼き など
下味冷凍を行うと食材がしっとりジューシーに仕上がるそう!
例えば、豚コマ肉を家にあった焼肉のタレと一緒に下味冷凍してみました!
こうしておくと冷凍している間にタレが肉に染み込みます。
いざ料理をするときに実にカンタンに使えて便利!解凍せず手で割って、必要な分だけ調理するだけ。
10分たらずでメニューが1つ完成してしまいます。(写真は本書掲載の「豚の和風パスタ」)
豚肉に味が染みてて美味しいです!
なによりも下味冷凍すると調理時間が大幅短縮します。職場と保育園の往復で毎日超忙しい共働きのご家庭などには激しくオススメしたい調理法でしたよ。
他にも多数の下味冷凍レシピが掲載されています。
3、使える!冷凍術の数々&レシピ
ここからさらに冷凍王子・西川氏の本領発揮!
驚きの冷凍術を駆使して、食材の新食感を生み出したり、食材の栄養価をアップさせたり、食材の甘さを引き立たせたり…。「冷凍はただの保存方法じゃない!」というところを披露してくれます。
冷凍術の数々(一部)
- 食感チェンジ冷凍術
- 栄養アップ冷凍術
- まるごと冷凍術
- 甘さを引き立たせる冷凍術 など
さらにこれらの冷凍術を使って作る、おいしい簡単レシピもたくさん紹介されていますよ!
冷凍術を使ったレシピ(一部)
- 冷凍豆腐のナゲット(食感チェンジ冷凍術)
- 冷凍卵の黄身のしょうゆ漬け(食感チェンジ冷凍術)
- 冷凍しじみの味噌汁(栄養アップ冷凍術)
- 冷凍アボカドのナチュラルアイス(まるごと冷凍術)
- 冷凍玉ねぎのオニオンスープ(甘さを引き立たせる冷凍術) など
どの冷凍術もむずかしいことは一切なく、自宅でどなたでもカンタンにできる点が良かったです。
こうして卵を冷凍すると、食感がチェンジし、不思議な食感に生まれ変わりました。
冷凍卵を使った「冷凍卵の黄身のしょうゆ漬け(掲載レシピ)」は美味しくてちょっとびっくりするレシピです。
なんともいえない不思議な食感に変わった黄身が病みつきの逸品。カンタンに作れるため、お酒のアテにもぴったりです。ご飯にかけても美味しかったです。
4、眼からウロコ!食材別の基本の冷凍術
最後は、誰もが気になる食材別のベストな冷凍術を一気に伝授してくれます!
まさに食材別の冷凍辞書といえます…!
掲載食材(一部)
- 肉(鶏むね肉、鶏もも肉、鶏手羽先、豚こま切れ肉、牛こま切れ肉、豚ひき肉、ハム…など)
- 魚介(生魚切り身、生魚まるごと、魚の干物、えび、イカ、たこ、しらす干し、昆布かつおぶし、もずく…など)
- 野菜(キャベツ、ブロッコリー、ニラ、枝豆、オクラ、長芋、たけのこ、きのこミックス…など)
- 薬味(ミョウガ、青しそ、にんにく、しょうが、スパイス、ハーブ)
- フルーツ(苺、りんご、キウイ、バナナ、パイナップル、さくらんぼ、レモン、ゆず、梅)
- 主食(ごはん、パン、水漬けパスタ、中華麺)
- 大豆類(味噌、大豆、油揚げ、納豆)
- コーヒー・茶葉
- 乳製品(チーズ、バター、ヨーグルト)
- 調理済み食品(カレー、ハンバーグ、餃子、漬物、キムチ)
など多数。
個人的にイタリアンをよく作るため、にんにくの冷凍は特に重宝しております。
にんにくは皮のまま冷凍してOKなので手軽ですし、皮が剥きやすくなるのもかなり便利な冷凍術でした!
本書を使って激変した3つのこと!
それはで実際に、本書を読んで、実生活で激変したこと・役立ったことをご紹介します。
大きく3つあります。
1、冷凍食材が使いやすくなった
「賞味期限が近くなってきたから…とりあえず冷凍しとくか!」と、冷凍庫に食材を放り込むことありませんか?
例えば、我が家のハムは買ってきたパックのまま冷凍していたため、いざ使うときに使い勝手が悪すぎました…。
今では本書掲載の冷凍術で、使う分だけ小分けで冷凍するように。
こうしておくと、いざ料理の際に、使いやすさが格段にアップ!
料理がスムーズに無駄なく進められるようになりましたよ。
2、食材を痛ませることがなくなった
今までは、冷凍自体の理解が浅かったため、肉類くらいしか冷凍していませんでした。
特に野菜は「痛む前に食べきる!」という心構えで、多くの野菜や大きな野菜は買わないのが鉄則。
そもそも野菜を冷凍するという発想自体がなかったのです。
今ではこの通り。
野菜は新鮮なうちに冷凍し、いつでも必要な分だけ料理に使っています。
使いやすいし、痛んだ野菜を食べることがなくなったので、なんだか健康的な気さえします。
さらには冷凍庫の整理にもなって一石三鳥。
3、調理時間が短くなった
本書の冷凍術を実践するメリットは、とにかくこれに尽きる!
調理時間が圧倒的に短くなりました。
食材をあらかじめ使いやすいように冷凍しておくため、料理するたびに下準備をしなくていい!
さらに先に紹介した下味冷凍を利用すれば、冷凍中に味付けが完了し調理できてしまいます。
豚こま肉を焼肉タレと一緒に冷凍しておくだけで、野菜と炒めれば「野菜炒め(掲載レシピ)」に。
玉ねぎと炒めれば、「豚と玉ねぎの十和田焼き風(掲載レシピ)」に。
パスタに合えれば先ほどの「豚の和風パスタ(掲載レシピ)」に。
このように、調理時間が短く楽チンになるため、あっという間におかずが完成しますよ。
掲載レシピも豊富にのっていますし、「夕飯どうしよう…」という精神的な負担も軽減し、気持ちがとてもラクになりますよね。
もっと早く知りたかった!冷凍術&レシピ
いかがでしたか?
本書によって、食材をいい状態で長く保存できるようになり、調理時間もググッと短くなりました。しかもキノコ類など冷凍すると旨味がアップする食材もあり、冷凍術で毎日の料理がラクになるだけでなく、質もワンランク上がった気がします。
さらに、冷凍ピザをたくさんストックしている我が家の冷凍庫は、冷凍スペースが限られていたのが悩みでした。
冷凍術を実践したら冷凍庫内が整理され、めちゃくちゃ使いやすく、食材が取り出しやすくなったんです!
いやぁ、冷凍術本当にすごい!実践して本当に良かったなと。
無知ながら、冷凍庫をかなりヘビーに使う我が家…、もっと早く知りたかったなぁ〜笑
それでは!
書籍情報
【書籍名】ぐぐっと時短&もっと絶品! 決定版 感動の冷凍術 (TJMOOK)
【著者名】西川剛史
【出版社】宝島社
【出版日】2020/5/19
【頁 数】96ページ
【目 次】
part1 冷凍・解凍のお約束
part2 ぐぐっと時短!下味冷凍&レシピ
part3 もっと絶品!便利な冷凍術&レシピ
part4 基本の冷凍術(肉・魚介・野菜・フルーツ・加工食品)
Column1 2つの冷凍室の違い、知ってますか?冷凍冷蔵庫の正しい使い方
Column1 もっと冷凍生活が充実する!おすすめの冷凍庫Best3